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10月の誕生石トルマリンが持つ意味とは?色の種類や価値もご紹介

トルマリンアイキャッチ

トルマリンは、10月の誕生石として知られる宝石で、透明感とみずみずしい輝きが特徴です。

また、非常に豊富なカラーバリエーションを持つことでも有名で、最も多彩な宝石の1つとされています。

色ごとに固有の名称が付けられることもあり、希少性の高いものは驚くほど高額になることもあります。

この記事では、トルマリンが持つ意味やカラーバリエーション、価値について詳しくご紹介いたします。

 

トルマリンの誕生石としての意味と石言葉

トルマリンイメージ1

トルマリンは10月の誕生石であり、持ち主を守護し、幸運をもたらすとされています。

その石言葉には「希望」「無邪気」「友情」などがあり、色ごとに異なる意味を持つのが特徴です。

また、「直感や予感を授ける石」としても知られています。

歴史は比較的浅いものの、ネイティブアメリカンは「ひらめきを与える聖なる道具」としてトルマリンを使用していました。

また、中国最後の女帝である西太后がピンクトルマリンを愛用し、ジュエリーや彫刻として大切にしていた逸話も有名です。

多彩な色合いと深い意味を持つトルマリンは、古くから多くの人々に愛されてきた魅力的な宝石です。

 

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10月の誕生石「トルマリン」の特徴|産地・電気石・カラーバリエーション

パライバトルマリンリング

まずは、トルマリンの主要な産地や豊富なカラーバリエーション、独特な特性についてご紹介いたします。

 

トルマリンの主要な産地

トルマリンの結晶は世界中で見られるものの、宝石として利用できるほどの高品質な原石は、非常に希少です。

現在、主な産地として知られているのは、ブラジルやアフリカ諸国です。

以下に、代表的な産地についてご紹介いたします。

 

1.ブラジル

ブラジルは、トルマリンの主要な産出国であり、特にミナスジェライス州がその中心地として有名です。

この地域では、濃いピンクやグリーン系をはじめとする、多彩で高品質な原石が産出されています。

さらに、美しいネオンブルーを持つ「パライバ・トルマリン」の名前の由来となったパライバ州もブラジルに位置しており、パライバ・トルマリンが最初に発見された場所としても広く知られています。

 

2.アメリカ

アメリカでは、かつてカリフォルニア州でピンク~レッド系の高品質なトルマリンが多く採掘されていましたが、現在では産出量が大幅に減少しています。

一方、メイン州では、パステルカラーを中心とした多彩なトルマリンが産出されており、現在も採掘が続けられています。

ただし、採掘コストが高いため、アメリカ産のトルマリンは高額で取引されることが多いのが現状です。

 

3.マダガスカル

マダガスカル産のトルマリンは、多彩な色調が特徴で、ピンクやグリーン、ブラック、ブラウンなど、様々なカラーの原石が採掘されます。

さらに、複数の色が混じり合ったユニークなタイプも見られ、ほかの産地にはない個性を持っています。

また、ロークオリティからハイクオリティまで、幅広い等級のトルマリンが産出される点も特徴です。

 

トルマリンの和名は「電気石(でんきせき)」

トルマリンは、温度変化によって静電気を帯びる「焦電性」と、圧力を加えることによって静電気を帯びる「圧電性」という性質があるため、和名では「電気石」と呼ばれています。

ただし、トルマリンは電気を通すわけではありません。

柱状の結晶構造を持つトルマリンは、温度や圧力の変化によって結晶の両端にプラスとマイナスの電荷が生じるため、静電気を帯びるのです。

この性質を利用して、かつてはパイプ(キセル)に付着した灰を取り除くために温めたトルマリンが使用されており、「灰取石」とも呼ばれていました。

 

豊富なカラーバリエーション

トルマリンは、厳密には1つの宝石名ではなく、鉱物グループの総称です。

同じ結晶構造を持ちながら、含まれる元素のわずかな違いによって色が変化し、無限とも言える多彩なカラーバリエーションを生み出しています。

 

1.グリーン・トルマリン

グリーン・トルマリンは、トルマリンの代表的なカラーで、鉄やチタンが含まれることによって生まれる美しい緑色が特徴です。

「ベルデライト」とも呼ばれ、明るい緑から深い緑まで、様々な色調があります。

また、クロムやバナジウムが含まれることによって色付く場合は、特に鮮やかな緑色となり、「クロム・トルマリン」と呼ばれています。

 

2.ピンク・トルマリン

ピンク・トルマリンの愛らしいピンクカラーは、微量のマンガンが含まれることで生まれます。

そのマンガンの含有量によって、色の濃淡が変化するのが特徴です。

特に、濃いピンク色のトルマリンでは、内部にクラック(ひび割れ)が見られることが多くなりますが、自然が生み出す個性として評価されています。

 

3.ブルー・トルマリン

ブルー・トルマリンは、鉄とチタンによる青い色調が特徴で、鉄の含有量が多いほど青みが強くなります。

特に、深く濃い青色を持つ「インディゴライト」は希少価値が高く、高値で取り引きされています。

 

4.パライバ・トルマリン

パライバ・トルマリンは、銅とマンガンによる鮮やかなネオンカラーが特徴の非常に希少なトルマリンです。

その名前は、最初に発見されたブラジルのパライバ州に由来していますが、現在では産地を問わず、「銅イオンによってブルーからグリーンの色調を持つトルマリン」がパライバ・トルマリンと呼ばれています。

産出量が極めて少ない上、非常に高い人気を誇ることから、ほかのカラーのトルマリンとは一線を画す価値を持っています。

 

5.ルベライト

ルベライトは、ピンク・トルマリンの中でも特に赤みが強いものを指します。

その名前は、ラテン語で「赤」を意味する「ルベリウス」に由来しています。

赤みが強いトルマリンは、産出量が少なく希少なため、通常のピンク・トルマリンよりも高額で取引されることが多いという特徴があります。

 

6.バイカラー・トルマリン

1つの結晶内に異なる2色が見られるものは、バイカラー・トルマリンと呼ばれます。

この現象は、結晶が成長する過程で、微量元素の濃度が変化することで生じます。

代表的な組み合わせはピンクとグリーンですが、中には3色が見られる「トリコロールカラー」と呼ばれるタイプも存在します。

 

7.ウォーターメロン・トルマリン

ウォーターメロン・トルマリンという名前は、結晶を輪切りにした際に、スイカの果肉と皮を思わせる赤と緑の配色が現れることに由来しています。

この特徴的な模様を際立たせるため、スライスカットで加工されることが一般的です。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

トルマリンは、100色以上ものカラーバリエーションがあると言われており、上記で紹介した種類以外にも、鮮やかなイエローカラーが特徴の「カナリー・トルマリン」が広く知られています。

また、鑑別機関によっては、「カナリー・トルマリン」「ルベライト」「インディゴライト」といった名称が一定の条件を満たした場合、鑑別書に別名として記載されることがあります。

 

トルマリンのパワーストーンとしての効果

トルマリンイメージ2

トルマリンは、持ち主の精神を保護し、マイナスのエネルギーや不安な感情から身を守る力があると信じられています。

また、トルマリンの効果は、色ごとに異なるため、自分に合った色を選ぶことが大切です。

ここでは、それぞれの色が持つと言われる効果を説明します。

 

  1. ピンク:愛をサポートし、育む。
  2. 赤:集中力を高め、個性を伸ばす。
  3. 青:心を豊かにし、愛や慈悲の力を育む。
  4. 緑:疲れた心を癒し、積極性を高めて、幸運や富を引き寄せる。

さらに、1つの結晶に複数の色を持つトルマリンは、それぞれの色のパワーが組み合わさり、より強力な効果を発揮すると考えられています。

 

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トルマリンの歴史

トルマリンイメージ3

トルマリンが歴史に登場したのは1500年代のことで、スペイン人がブラジルでグリーン・トルマリンを発見したことがその始まりです。

しかし、当時はエメラルドと混同されていました。

その後、1800年代後半にアメリカでピンク系を中心としたトルマリン鉱床が発見され、トルマリン鉱床が発見されたことを契機に鉱物学がさらに発展し、エメラルドとは別の鉱物として識別できるようになり、結果として「トルマリン」と正式に定義されるようになりました。

また、1900年代前半には、ブラジルで大規模な採掘が進み、トルマリンの流通量が大幅に増加し増加し、1900年代後半には、アフリカをはじめとする世界各地で新たな鉱床が発見されています。

特に、1980年代に発見された鮮やかなネオンカラーのパライバ・トルマリンの登場は、トルマリンを世界的に注目される宝石へと押し上げました。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

トルマリンという名前は、スリランカのシンハラ語で「混ざった色の石」を意味する「toramalli(トルマリ)」に由来します。

当初、この言葉は1つの結晶に複数の色が見られる石を指していましたが、後にトルマリンという鉱物名として定着しました。

また、トルマリンは何世紀もの間、ルビーやエメラルドなどのほかの宝石と混同されてきた歴史があります。

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価値が高いトルマリンの特徴とは?

トルマリンイメージ4

最後に、トルマリンの評価基準や、価値が高いトルマリンの特徴についてご紹介いたします。

ただし、トルマリンは非常に多様な種類が存在するため、異なる種類を同じ基準で比較することは難しいとされています。

そこで、ここでは、同じ種類内で比較した場合の評価基準についてご説明いたします。

 

一般的に、薄い色よりも濃い色が高く評価されますが、濃すぎて黒っぽく見えたり、茶色が混じると評価が下がる傾向があります。

また、色ムラが目立つものや、中央部分が透けて見えるものもマイナス評価となります。

価値が高いトルマリンは、適度な鮮やかさと明るさを備えており、色ムラがないものとされています。

 

クラリティ(透明度)

トルマリンは、成長過程で内包物(インクルージョン)が入りやすい宝石として知られています。

特に、ピンクやレッドのトルマリンは内包物が多い傾向にあるため、透明度の高いものは非常に希少であり、高値で取引されます。

また、針状の内包物が一定方向に並ぶことで、猫の目のような一条の光が現れる「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」が見られるものは、高く評価される特徴があります。

 

カラット

トルマリンは、地質の条件が整えば、非常に大きな結晶に成長する性質を持っています。

しかし、宝石として利用できるほど高品質で大粒な石は、非常に希少です。

また、採掘時に結晶が砕けてしまうことも多いため、高品質で大きなサイズのトルマリンは、特に高い価値を持ちます。

一般的に、同じ色と品質の石であれば、5カラットを超えるサイズになると、カラット当たりの価格が上昇する特徴があります。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

パライバ・トルマリンをはじめ、ルベライトやインディゴライトなどの高品質なトルマリンは、年々流通量が減少しています。

そのため、近年は、希少なトルマリンの価格が上昇する傾向にあります。

おたからやでは、専門の鑑定士が市場動向をしっかりと踏まえた上で、トルマリンを適切に査定しています。

トルマリンの売却をご検討中の方は、ぜひおたからやへお気軽にご相談ください。

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